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猫アレルギー 対策 猫アレルギーの仕組みを解明か? [気になった話題]

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「猫アレルギーがどのようにして誘発されるのか?」
を解明したという論文が、アメリカの専門誌、
「ジャーナル・オブ・イミュノロジー
(Journal of Immunology)」
の誌面にて発表された。


このニュースは、猫好きなのに猫アレルギーの人にはまさに朗報ではないだろうか?

英ケンブリッジ大学(University of Cambridge)の研究者らは、
ネコの鱗屑(りんせつ、皮膚や毛から剥げ落ちた角質細胞の微落片)から
見つかるタンパク質が、ありふれたバクテリアの一種と接触すると、
人間にアレルギー反応を誘発する可能性があると考えている。

アレルギー反応には、くしゃみやせき、目の腫れやかゆみ、
呼吸困難などがあり、ひどい場合は喘息の発作のような症状も出る。
私自身、猫を飼っている友人宅で死にそうになった思い出がある。

科学者らは今回の研究が、猫アレルギーのみならず、
犬アレルギーの患者にも有効な、新治療法の開発につながる可能性があると期待している。

最も一般的なアレルゲン(アレルギー誘発物質)はFel d 1というタンパク質で、
猫の唾液に含まれており、毛繕いによって体の表面の至る所に付着してしまう。
雄猫のほうが産生量が多いが、去勢することにより、Fel d 1の産生が減少する。

このFel d 1というタンパク質が、
一般的なバクテリアの毒素に接触することでアレルギー反応が誘発されるという。

論文の主著者で、ケンブリッジ大学獣医学部のクレア・ブライアント博士は
「猫の鱗屑がこれほどまで重度のアレルギー反応を
一部の人々に引き起こす仕組みについては、長い間謎だった」
と話った。

ブライアント博士によると、今回の研究では、
猫の鱗屑に対する免疫反応を誘発する毒素を特定しただけでなく、
これを認識する免疫系の要素も特定したという。

アレルギー反応は、ある物質を危険なものと認識した免疫系が
過剰反応を起こすことによって発生する。
有害なウイルスやバクテリアではなく、
鱗屑などのアレルゲンを危険物質として誤認識することが原因。

ブライアント博士は
「われわれの研究によって、
猫と、おそらく犬のアレルギー患者に対する、
より効果的な治療法がもたらされることを期待している。」
と述べた。

近年ではアレルギー体質の人が増え、
食物アレルギーで死亡するなどという事故も起きたばかりである。
私自身も、喘息とアレルギー体質を持っている。

以前、ウサギ小屋を掃除して喘息発作を起こした時に医師に言われた。
「そういった体質の人が動物を飼うのは、
はっきり言って自殺行為です。
絶対に同じ部屋で一緒に寝るなんて事はしないで下さい。
命、持っていかれますよ。」
と、かなり怖いことを言われた。

その医師は、
「猫・ハムスター・ウサギ、
アレルギーの人は絶対飼ってはダメな動物です。」
と語っていたのを思い出した。

しかし、この論文のおかげで、もしかするとアレルギー反応を怖がることなく、
かわいい動物と戯れることが出来るようになるかもしれない。
楽しみである。




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